やさしい単語で、豊かな表現を!
NHKラジオ英会話などでもお馴染みの遠山顕先生の英語テキスト。季刊本として年4冊出版される書籍の表紙イラストです。春号、夏号、秋号、冬号と、1年間担当いたしました。
英語テキストの表紙は、いつか携わりたいと思っていたお仕事でしたので、ご依頼をいただけてとても嬉しいです。
「日常」や「会話」を連想させる、やさしい絵
4冊シリーズを描くにあたり、デザイナーさんから「日常を感じるもの」「会話」「誰かと話したくなる」というコンセプトワードをいただきました。入門書のため、絵もやさしいトーンで表現しながら、それぞれの季節感を取り入れていく、という方向性で制作しています。
春号
桜の木の上でウクレレを弾く女性。その音色にあわせて、鳥がさえずっている…という、会話を連想させつつも、リアルに寄せすぎず、想像力を感じるやわらかい世界観で仕上げました。遠山顕先生のお声は以前からNHKラジオで聴いていて、とてもやさしくて素敵な声。その雰囲気も、カバーイラストの世界観に反映したいな、と思いながら描いています。
夏号
夏の水族館。「イルカは会話やコミュニケーションが好きな動物」というイメージもあるので、英会話本の夏号にぴったり、と思いながら制作しました。春号が屋外の明るく開放的なシチュエーションだったので、夏号は深めの色にしました。
秋号
紅葉とハンモック。読書の秋です。夕暮れ前の湖畔を眺めながらゆったりと秋の風を感じている人々を描いています。
冬号
雪原と澄んだ空気。新しい年が始まる、次へのスタートを感じられるような雰囲気にしました。このテキストで一年間英語を勉強した方は、新しい世界が広がっている、という思いを込めて。