うどん、いただきさん(魚の行商)の姿も。
永く残る価値を自分たちで作っていく様子を、高松盆栽で表現
屋島、瀬戸内海、行き交う船。高松の風景です。
“ひらかれた競輪場”を目指して
高松競輪場再整備プロジェクト/競輪場の未来のあり方を伝える冊子で、イラストレーションを担当しました。
地域の日常に根ざした、誰もが安心して過ごせる競輪場の実現を目指して掲げた「9つのビジョン」。これから具現化していく未来のイメージを、視覚的に共有し伝える役割としてイラストレーションの柔軟な表現を効果的に用いています。
まだ形のないものを描く
高松競輪場再整備プロジェクト自体は、3年後の2028年の竣工を予定しています。ビジョンブックの役割は、具体的な計画案を提示するのではなく、何を大切に、どのようにまちと関わっていくか、という価値観を共有することが目的として制作されています。
具体的なビジュアルを提示できない段階で、プロジェクトが大切にしていることをどう視覚化し、理解してもらえるものにするか。というのが、今回のイラストをご依頼をいただいた際に、大きなテーマとなりました。
・「じぶんたちの街が変わっていく」という実感
・高松らしさを感じてもらえるものにする
・比喩表現、イメージ的な描写、ディフォルメ表現 で伝えたいことを分かりやすく。
ただし、イメージ的な描写が強すぎると幻想的、非現実的にも感じてしまうのでそうならないように。
…など色々なことに思いを巡らせながら取り組みました。
うどん、盆栽、いただきさん、瀬戸内海のある風景など、
高松らしさを感じるモチーフを盛り込みながら「じぶんたちの街が変わっていく」という実感、親近感を感じてもらえるストーリー仕立ての9見開きのページになったと思います。
イラストは全てデジタル制作ですが、絵の具でゆっくりと着彩したような、温かみのあるタッチで仕上げています。
配色はグリーンを基調に、自然、未来を感じさせるのびやかな世界観にしました。
TAKAMATSU KEIRIN VISION BOOK
2025年春制作
Client:株式会社チャリ・ロト
Planner, Total Direction: 株式会社hincha
Direction member:
湯川 致光(株式会社HYAKUSHO)
瑞田 信仁 (一般社団法人四国若者会議 / 稱讃寺)
Design, Cover visual:石原由貴
Illustration:高橋マサエ
Client:株式会社チャリ・ロト
Planner, Total Direction: 株式会社hincha
Direction member:
湯川 致光(株式会社HYAKUSHO)
瑞田 信仁 (一般社団法人四国若者会議 / 稱讃寺)
Design, Cover visual:石原由貴
Illustration:高橋マサエ